経営者に勝因を

月次レポートの経営コメントを、所長の頭から出す

月次レポートで時間がかかるのは、数字の集計ではなく経営コメントです。所長にしか書けない状態を解くには、コメントの構造を分解して、変化点の抽出までをAIに任せる形にします。

なぜ所長しか書けないのか

経営コメントは、数字を読んで「だから何が言えるか」を書く作業です。業界の相場観、その顧問先の事情、過去の経緯。これらを踏まえて書くため、担当者では手が出ません。

結果として、顧問先が増えるほど所長の机に積み上がります。月末から月初にかけて所長が動けなくなる、という構造になります。

コメントを3層に分ける

経営コメントは、①何が変わったか(事実)②なぜ変わったか(解釈)③だからどうするか(提言)の3層でできています。

このうち①は、試算表のデータから機械的に抽出できます。前年同月比、予算差異、変化の大きい科目。ここまでをAIに出させれば、所長は②と③から書き始められます。

事務所の言い回しを型にする

②と③についても、過去のコメントを参照させれば下書きは作れます。ただし、そのまま出すわけにはいきません。事務所の言い回しと踏み込みの度合いがあるからです。

過去のコメントをひな型として登録し、下書きを直した内容を戻していく。使うほど事務所の型に寄っていきます。

「だから何を」の一文は人が書く

数字の説明だけでは顧問先に響きません。「だから来月これをやりましょう」という一文があるかどうかが、レポートの価値を決めます。

ここは所長の判断です。AIに書かせるべきではありません。むしろ、ここに時間を使えるようにするために、手前の作業を削ります。

所長の仕事を機械に置き換えるのではなく、所長にしかできない一文を書く時間を作る。これが月次のAI化の目的です。

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