基幹システムを触らずにAIを入れる。CSVから始める接続レイヤー
基幹システムの改修は、費用も期間もリスクも大きい。中小企業にとって現実的なのは、既存システムのCSV出力を入口にして、AIで加工し、別のツールへ渡す軽い仕組みです。
システムを替えると、業務が止まる
販売管理や会計のシステムを入れ替えると、数ヶ月は業務が不安定になります。データ移行、操作の習熟、例外処理の作り直し。改善のつもりが、しばらくは負担増になります。
「AIを入れるためにシステムを替える」という順序は、多くの中小企業にとって現実的ではありません。
出力を受け取る側に仕組みを置く
ほとんどの業務システムはCSVを出力できます。この出力を受け取って加工する側に仕組みを置けば、元のシステムには一切触れません。
売上データを受け取って集計しグラフ化する、案件データから採算を計算する、顧客リストから営業文面を作る。いずれもCSVが起点で成立します。
止めるのも簡単
接続レイヤーの利点は、合わなかったときに捨てられることです。元のシステムを触っていないので、仕組みを止めても業務は元の形で回ります。
これは小さく試すうえで重要な性質です。失敗のコストが低いほど、試す回数を増やせます。
手作業のエクスポートでも始まる
最初から自動連携を目指す必要はありません。月に一度、担当者がCSVを出して所定の場所に置く。それだけでも仕組みは動きます。
効果が確認できてから自動化すればよく、確認できなければ自動化する意味もありません。順序としては、手作業で回してから自動化です。
基幹システムを触らないという制約は、不自由ではありません。速く始めて、安く失敗できるという利点です。
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